この辺は干し鱈も有名であると実況アナが言った。今週のお題「読書の秋」

先日のロードレース中継で聞いてふと思い出したこと。
アメリカの開拓民家族を描いたテレビドラマ"大草原の小さな家"でも有名な、ローラ・インガルス・ワイルダー原作の"インガルス一家の物語"シリーズに"長い冬"という巻があります。
長い開拓の旅を終えてインガルス家が定住したサウス・ダコタ州のある地域が大吹雪に見舞われ、鉄道が止まり物資が届かなくなったため7ヶ月もの間苦難の生活を強いられるという話なのですが、寒さと飢えと風の音に心身共に参ってきたある日、母さんがいざというときのために取っておいた干し鱈の切り身を出して家族を喜ばせるという……まあ、そんなことをつらつらと。

小学生のとき、図書館が近所に出来たのが嬉しくて毎日のように通い、インガルス家の本も借りて読みました。
このシリーズはまず福音館書店から4冊、その続きは岩波書店から出ていて、順番に読み進めていったら何かがおかしい。どうやら話が繋がっていないことに気づき、調べてみたら岩波で最初に来るはずの"長い冬"だけ置かれていなかったのが判明。なのですぐにリクエストを出して、しばらくして入荷されたので無事に読むことが出来ました。
はー、ノルウェーの干し鱈からこんなことまで思い出しちゃった。

長い冬―ローラ物語〈1〉 (岩波少年文庫)