女子大生・恐怖のサイクリングバカンス/AND SOON THE DARKNESS(1970年・イギリス)

パメラ・フランクリンというイギリスの女優が好きです。
1960年代初期に子役でデビュー以降、70年代まで活躍した人で、どちらかといえばB級色の強い映画に多く出ています。結構コアなファンもいるそうで、私はそこまでじゃないですが、ささやかに彼女を追う1人であります。
彼女が20歳頃に主演した、この何やらあらぬ妄想を掻き立てそうな?タイトルの本作。中身は健全なお姉ちゃんズが翻弄される心理ホラー・サスペンスです。

フランスを自転車で旅するジェーンとキャシー。ふとした意見の食い違いで口論になり、怒ったジェーンはキャシーを置いて先に行ってしまう。やがて心配になったジェーンが戻ってみるとキャシーの姿はどこにもない。呆然とする彼女の前に見知らぬ男が現れる。
言葉もろくに通じない異国の片田舎で友人探しに奔走するジェーンは果してこの先どうなるのか。キャシーは無事でいるのか。そして男は何者なのか…。
とまあ、こんなストーリーなのですが、他にもジェーンが関わる地元の人々のキャラが濃くて見ていて飽きません。結末が直球で来るのか変化球なのか、展開が幾通りも感じられて最後まで結構ハラハラさせられました。

突っ込み所もなくはないのですが可愛さに免じて許す(*´∀`)


ところで、パメラ・フランクリンの代表作といえば「ヘルハウス」('73英)が外せません。
幽霊屋敷を舞台にしたホラー映画で、クリスマス時期の1週間を描いた話なので、ある意味これもクリスマス・テイルかな(そういうムードでもないけれどw)?
機会があればいずれこっちも感想をば。