ガラス細工に挑戦。

先日、ガラス工房の体験教室に参加してきました。
きっかけは、友人が綺麗なガラスビーズのネックレスをしていて、「それ可愛いね、どうしたの?」と訊くと、時々通っているガラス工房にて自分で作ったと。
話を聞くうちに私もやってみたくなり、連れていって貰った次第です。

ガラス細工といえば、職人さんが長ーいガラス棒を持って、熱々のドロドロに溶けた先にプーっと息を吹き込みながら丸くするという、何やら大ごとな図が思い浮かびますが。
それは一例で、作る物によっては意外と気軽に出来る作業なんですね。
工房の先生も仰ってましたけど、そんなに難しいものではないと。
ただねー、理屈はわかるけど、やっぱり作るのはそう簡単にはいきませんね;

私が作ったのはマーブル模様のとんぼ玉2ヶ。
まず、色とりどりのガラス棒の中から地の部分と模様にする色を選ぶのですが、材質(?)が3種類あって、それぞれの相性の良し悪しを考慮しつつ組み合わせます。

専用のガスバーナーに点火して、地になるガラス棒を利き手じゃない側に持って炎の弱い上部で炙り、模様のほうを利き手に持って火力の強い下部で溶かします。

地のほうの先端が溶けて塊っぽくなったら、そこに利き手側のガラス棒の溶けた先をやや伸ばしながら乗せて、余りを糸を引くように伸ばして炎に翳して焼き切ります。
2〜3回繰り返して色乗せはおしまい。棒を置いて、地のほうを利き手に持ち替えて溶かしつつ形を整えます。

いい感じに色が混ざり合ってきたら、今度は針金のような細長い鉄の棒を空いた手に持ち、先端の5cmほど加工された部分を炎の下部で炙ります。
熱したらそこに柔らかくなったガラスを均等に重ねて巻き付けていきます(見た目はカタツムリの殻みたい)。

適当な大きさまで巻き付けたら焼き切ってガラス棒を置き、鉄の棒を持ち替えて炙りつつ丸く形成します(なかなか要センス)。
形が整ったら外気に触れさせて少し冷まし、砂利のようなものに棒ごと差し入れて小1時間ほど放置します。

冷めると先生が棒から玉を外して水にさらします。
棒が刺さっていた口を削って滑らかにして、拭いて貰ったら出来上がり。

これが完成品でございます。直径2cmくらいかな。

最初に作ったほう(画面奥)は似た傾向の色を使ったせいで模様が綺麗に出ず。。
2つ目は前回の教訓を生かし、もうちょっとコントラスト強めの3色で、なかなかいい感じに出来ました(いまいち丸くないけど;)。

本当は作業工程もカメラに収めたかったのですが、デジカメを持って行くの忘れちゃって。。(携帯カメラは画質が最低で使えないのよ;)。

こうして長々と文にすると何だかややこしいし、ちょっとスリリングな作業でしたが、慣れればもっと楽しいんだろうなあと思いました。
先を行く友人は、均等に模様を付けたり金粉を乗せたりと凝った物を作っていて、ちと羨ましかったりもして(*´Д`)
同じような材料を選んでも、全く同じ物が出来上がらない面白さもあるし、ガラスってやっぱり綺麗ですしね。

ともあれ、芸術の秋らしい、充実した1日でした。