Steven Wilson Live at O2 Shepherds Bush Empire (3)

ところで、錚々たる顔ぶれの今回のツアー・メンバー。
とりあえず、これまでもポーキュパイン・ツリー及びSW氏と関わっている管楽器奏者のテオ・トラヴィスと、カジャグーグーにいたベースのニック・ベッグスは知ってはいましたが、正直なところ、日常で自分が聴くジャンルではあまり馴染みのない方ばかりです。

で、新参者なりに、
「世の中にはこんなスゲー方々がおられるのだなあ」
と、感嘆しきりでいたのですが、中でも印象に残ったのがジャーマン・ドラマー、マルコ・ミネマンさんでした。
もうねえ…ファンの方からすれば今更なんでしょうけど、凄いんですよ、とにかく。
たぶん私は彼を見ている間、
( ゚Д゚)…だったり、
(;゚∀゚)=3だったり、はたまた、
(゜∀。)な顔をしていたと思いますw

まず、握っているのがドラムスティックじゃなくて、金槌とかノコギリとか、包丁の類に見えてくる。
それで引っ叩いたり、打ち下ろしたり、刻んだり、1曲終える頃には何か出来上がってるんじゃないかみたいなw
長い腕があっちこっちに飛び出して繰り出されるビートは力強く、でも軽やか。
華麗なるというより、疾風怒濤のバチ捌きとでも評したくなるドラミング。
好きなタイプからはちょっと外れるのですが、是非、どこかでまた御目に掛かりたい…そう思わせてくれるドラマーさんでした。

ていうか、7月に来日されてたんですねー。惜しいことしたな。

Marco Minnemann - PTSD (Post Traumatic Stress Disorder)


余談ですが、帰り際に路上に突っ立っていたら、彼に"Hi"と声を掛けて貰いました。
思いがけなかったもんで、挨拶はおろか、笑みを返すだけで精一杯だったのが悔やまれる。。
ミネマンさん、あのときはスマンかった(覚えちゃいないだろうが)。


続く。