Steven Wilson Live at O2 Shepherds Bush Empire 2012 (1)

ティーヴン・ウィルソンのGFDツアー2ndレグ最終日、5月15日のロンドンはとても寒かった。
前日の雨が上がり、少しだけ太陽も顔を見せたけれど空気が(少なくとも私には)真冬のように冷たくて、10月末より寒い5月中旬て何なのよ!とツッコミたい気分。なので、午前中から午後3時くらいまでは近くの巨大ショッピングモール、Westfieldにずっと入り浸ってました(モール大好き♪)。
SWバンドの一員、テオ・トラヴィスブログによれば一行がロンドン入りしたのはこの日の早朝だったそうで、考えただけでゾッとする…けれど、北欧を回ってきた彼らにはどうってことのない寒さかもしれません。

午後6時50分、ホテルと目と鼻の先にあるO2 Shepherds Bush Empireへ。
開場を待つ人々の列はエリア別に入口で振り分けられ、左右に伸びて歩道にはみ出ています。しかし、思ったより人数が少ない気が…そういや今回はソールド・アウトにはならなかったようで、もし場所が違えば事情も違ったのでしょうか。


字が曲がってるのが気になる…w

待つこと10分余り。ようやく列がのろのろと動き始めて私も中へと入ります。セキュリティチェックを受けて奥に進み、正面にあるバーの横の階段を下りてフロアへ行くと、既に前方にはそこそこの数の観客が集結していました。スペースの余裕はたっぷりあるけれど、前回あった椅子が取り払われた分広々としているかといえばそうでもない感じ。
今回もBass Communion"Cenotaph"が鬱々と流れる中、まずはPAの横からラッセ・ホイルの映像を記念にパチリ…と、そこへ警備員がやって来て「カメラだめだよー」と言いました。
はーいとしおらしく返事をしてデジカメをバッグに入れつつ、おかしいなあ〜?と私は首を捻る。前回のライヴではいつ誰が何を撮ろうとお咎めなしだったのです。あれはただ単に座席まで警告に来るのが億劫だっただけ?


この直後に警備員が。

寒くてビールを飲む気になれず(高いしw)、もうそのまま待機していようとフロアの真ん中へ。
だいたいどのライヴでも立ち位置は決まっていて、今回もほぼベストな場所に収まることが出来ました。少しステージに近い気もします(自分比)。スクリーンが大きすぎて映像がいまいちわかりづらい…。しかし、振り返るとPAがすぐ目の前にあるようにも見える。横の位置はいいのですが、どうも縦の距離感が掴みにくい。
徐々に人が増えてきて、結局あれこれ思案するのが面倒でそこに留まることに。

痺れをを切らせた観客の口笛や声が何度か飛び、ずいぶん時間が経った気もしましたが定刻通りだったと思います。端のほうの観客から歓声が上がりました。
マルコ・ミネマン(Ds)がステージに現れ、ほどなくしてニック・ベッグス(Ba)が登場。2人が刻むリズムは勿論、“No Twilight Within the Courts of the Sun”
あの晩と同じようにライヴはスタートしました。


続く。