Steven Wilson Live at O2 Shepherds Bush Empire (1)

欧州ツアーの中でイギリスでのライヴはロンドンの1夜のみのせいか、チケットは早期に売り切れ、追加の立ち見スペースもすんなり埋まり、その人気の高さに流石だなあと思いつつ、我が国との温度差を否が応でも感じて、ちょっと心に隙間風が吹く晩秋の夕暮れ(長いよ)。

さて、そんなスティーヴン・ウィルソン初ソロ・ツアーは色々と趣向が凝らされているらしく、多くの期待とちょっぴりの不安みたいなものを抱きつつ会場入りしました。


実は前日の夜に撮影。

まず、前座を置かない理由に、
「自分達の持ち時間でいっぱいだから」
と、いうのはまあ普通として、
「客が会場に足を踏み入れたときからステージは始まっている」
みたいなことも挙げていたので、一体それは何だと思っていたのですが、実際にフロアに降りた瞬間、やや、と思わず目を見張りました。
ステージ最前方の上から半透明のカーテンのような蚊帳のような、とにかく布がセットを隠すように下がっていて、そこにラッセ・ホイル(カナ表記これでいいのかな)の映像(Blu-rayのメニュー画面に使われているもの)が映っています。
開場から開演まで1時間半もあったのは、なるほど、これを見てろということだったのね。
映像は何度か別のものに切り替わり、どれもこれもPCで見るどころの大きさじゃないので、より迫力があって不気味度アップでしたw
場内にはやや重めの音響が流れていて、これはSW氏のアンビエント/ドローン系ソロ・ユニット、Bass Communion(の最新アルバム?)だった模様。


奥にうっすら機材が見えます。

今回は後から開放した立ち見スペース以外は全て指定座席で、私の席は1階11列目の真ん中よりやや左側。
ちょうどSW氏のキーボードの正面で、ラッキー!と心の中でガッツポーズするも、何てこったい、こういうときに限って前に座高の高い男性(あえて高身長と言いたくないw)が来ちゃうんですよね。。よって、見事に隠れるキーボード。嗚呼。。
私も日本人女性の中ではタッパがあるほうなんですけど、流石に現地の男性には敵いません。
まあでも、何も見えないわけでなし、運が悪かったのだと潔く諦めました(涙)。
因みに両隣はどちらも男性で、右はインド系の痩せた真面目そうな眼鏡青年。
左はややワイルドなロン毛カーリーヘアの白人青年で、友人と一緒に来ていました。
この人達どういうノリをするのかなーなどとぼんやり考えていると、ふと、音が止んで定刻どおりにライヴが始まりました。


続く。