Keane Live at SHIBUYA-AX(+ O2 Academy Newcastle)

5月のニューカッスルの興奮も醒めやらぬまま早や4ヶ月、Keaneの3年ぶりの来日ライヴに行ってきました、場所はSHIBUYA-AX
初めて行った会場ですが、いまいちフォトジェニックじゃないというか地味ですね。ポスターや看板も特になく。。


開場前でまだ待機の列もまばら。

折角なのであちらのO2アカデミーと比較してみますが、まずキャパシティ。AXが1500人、O2が2000人。フロアの雰囲気は似たようなものですが、早々にソールド・アウトしたO2に対してAXは当日券有り。それでも意外と入ったな〜という印象でした。8〜9割くらい?
ステージは若干O2のほうが広くて、前方にヴォーカル用のお立ち台?がありました。ステージとの距離はもしかしたらAXのほうが近かったかもしれません。

音響レベル。
残念ながらどっちもどっちというか、あまり良くはなかったですね。各パートが全体に広がっていかず混ざって潰れてしまう感じ。ヴォーカルはO2のほうがやや篭り気味でした。双方ともピアノの音がやけに硬く聴こえたのはバンド側の問題もあるのかもしれませんが…。いずれにしろ、美しい楽曲と技量を持つ方々だけに惜しかった気がします。

客層。
ニューカッスルに限らず、イギリスのファン層は老若男女、とにかく年齢層の幅が広いです。家族で来ました!みたいな方々も多く見られます。そしてあまりというかほぼ単独客がいないという…(;^ω^)
(今回の東京では主人と一緒でしたが)おひとり様大好きな自分には何とも異様な光景ですw
片や日本のファンは20代半ば〜30代全般が多かったように思います。メンバーの年齢に近い人達でしょうか。男女の比率はほぼ半々で、単独の方も結構いたのは我が国の良い所(・∀・)v

その観客のノリ。
国内外問わず、外人さんて何でああライヴ中の私語が多いんですかね?国民性の違いと言えばそれまでなんでしょうが、バラードの最中でも喋りまくりなのはちと呆れます。
とはいえ、やはり本場の方々のノリは大したもので、皆さん当り前のように全曲シンガロングしますし、それがサマになってます。声援もバラエティに富んでいて流石です。何たって言葉が通じるのは大きい。
(余談ですが、酒類が豊富なせいか演奏中もバーとフロア間の行き来がちょいちょいあるのですが、意外と皆さん定位置に戻ってこられますw)
まあ、そうは言ってもですね、今回は我々に軍配を上げたいな、と。
キーンのライヴには曲毎にお約束みたいなノリがあって、自分も含めて馴れというか、こちらの経験値が上がってきたとも言えましょうが、いままで行った来日ライヴの中でも最高の盛り上がりを見せたように思います。先日の記事にここが日本だったら云々…と書きましたが、まさしくあのとき自分が求めていた空間が出来上がっていたのです。何ていうのかな、歌詞1行歌うだけでも黙ってリズムを取るだけでも独特の一体感がそこにあるような。まあ、とにかく楽しくてたまらなかったです。

そういや個人的にちょっと面白かったことがありました。
キーンの代表曲のひとつ"Bedshaped"。長らくアンコールのラストだったかなり重要な曲で、これもサビを皆で歌うのが恒例です。最後にちょっとフェイクがあって、歌っちゃいけない所で歌ってしまう人が多いのですが、曲が世に出て随分経つし、流石にニューカッスルの方々は完璧にこなすだろ…と思いきやかなりの人が…(;・∀・)
しかもその直前にヴォーカルのトムさんが口に指を当てて「シーッ」というポーズをしたにも関わらず…(;・∀・)
…さて東京。幸い私はミスったことがありませんが、サマソニ'09では間違えた人が多かったので今回もやや不安視していました。ところが、いざそこに差し掛かると、何と全員ほぼ完璧な歌い上げ(因みにトムさんは特にアクションせず)。たったそれだけのことですが、いや〜これには感動しましたね(・∀・)

Keane - Bedshaped


最後にセットリスト(参考までにニューカッスルこちら)。
因みに先に行われた台北とソウルではアンコールが2回あったのですが、残念ながら東京はナシでした。
まあでも個人的には大好きな"Crystal Ball"で〆るパターンが好きなので、これでいいや♪という気持ちです。