ブエルタ・ア・エスパーニャ2017第20、21ステージ

終わって早2日、もう、ドラマがてんこ盛りで未だ心に色々と渦巻いていて感想をまとめるのが難しいw

コンタドールが超級アングリル制覇 フルームが初のブエルタ制覇に王手を掛ける

事実上、総合優勝が確定する第20ステージ。ぶっちゃけ、総合系の選手で最も応援しているのがニバリなので逆転優勝を願っていたのですが……落車してしまい残念です。ああ、フルームとのガチンコ勝負が見れたかもしれないのに。それでも、負傷しながらも2位を死守したのは立派でした。結局ポエルスとフルームに千切られてしまったものの、ペッリツォッティのコントロールは上手かったですね。
まあ、しかし、この日はやはりコンタドールに尽きる。連日、彼の勇姿にシビレっ放しでしたが、最後に最大の見せ場が待っていたとは。パンタノの鬼牽きが終了して単騎になった後、リーダーを牽引する直前に落車リタイアで失ったマスと、自らの落車でステージ優勝の望みが断たれたソレル(共にスペイン人、しかもマスは元弟子?)が合流するところなんて、ちょっと出来すぎだろう!とすら思ったり。
アングリル峠を2度制したのは彼が初めてだそうですね。有終の美を飾れて本当に良かった(バキューンかっこよかったー)。

トレンティンが最終スプリント制覇 マイヨプントスを守ったフルームが初のブエルタ総合優勝

これもドラマでしたねえ。総合リーダーが最終日にスプリントするなんて色々とリスクがあるだろうし、まさかのフルーム参戦!はちょっと混乱しましたけど、そもそも彼のほうがポイントリードしているわけで、黙って見ているのもおかしいっちゃおかしい。もしトレンティンが前日に失格していたら、ステージ自体が"私のテンションだだ下がり状態"(ツールのポイント賞争いの悪夢まではいかないとしても)になっていたと思うので、えーと、まあ結果的に面白いものが見られて良かったと思います(出来れば事前に公言して欲しかったけど)。
トレンティン、見事なステージ勝利でした。ただ、どのレースに於ても運営はあまりその場の感情に走らず、ルールはルールとしてぶれずに裁定して欲しいとも思います。

毎度、終わってみればあっという間の3週間。フルームとチームスカイはやはり強かったですけど、何だかんだと総合争いが最終決戦までもつれ込んで良かったです。個人的には有力選手のITTのタイム差がそれほどつかなかったのが地味に効いた気がしますがどうでしょう。
序盤こそ若い有力どころがあまり目立って絡んでこなくて、ええい、役者が少なすぎる!とヤキモキしましたが、ロペス、ザカリン、ケルデルマンなどが良い動きを見せて順位がシャッフルされ始めてからは、そうそう、そう来ないとね!という思いで楽しんでました。

Last kilometer - Stage 20 - La Vuelta 2017

Last kilometer - Stage 21 - La Vuelta 2017


↑リンク先記事にもうちょっと長い動画有り。